「育休中、実際どんな生活してるの?」「暇じゃないの?」——育休取得前、僕もそう思っていた。
実際に3回育休を取得してわかったのは、育休中の時間は「消費する」のではなく「投資する」ものだということだ。投資銀行での激務から一転、子どもとゆっくり向き合いながら、自分の将来も整える時間として使った。その結果、育休から戻るたびに、人生の満足度が明確に上がっていった。
この記事では、育休中のリアルな1日のスケジュールから、やってよかったこと・後悔したこと、資産形成への活用まで、包み隠さず公開する。
育休中の現実:理想と現実のギャップ
育休前に想像していた育休像は「子どもと遊んで、本を読んで、自由時間もたっぷりある」というものだった。現実は全く違った。
特に第1子のときは衝撃を受けた。新生児期は3時間おきの授乳・おむつ替えが続き、まとまって眠れる時間が4時間あれば良い方だ。昼間も「寝ている間に何かしよう」と思っても、あっという間に泣き出す。家事と育児の両立だけで一日が終わる。
だが、第2子・第3子と経験を積むにつれて、育休の使い方が見えてきた。「子どものペースに合わせながら、隙間時間を意図的に設計する」——これが育休を充実させるコツだ。
1日のスケジュール例:育休パパのリアルなタイムライン
第3子の育休中(子ども生後2ヶ月頃)の僕の1日をそのまま公開する。
| 時間 | 行動 |
|---|---|
| 6:00 | 起床・授乳補助(妻と交代制) |
| 6:30 | 上の子たちを起こす・朝食準備 |
| 7:30 | 上の子を保育園に送り出す |
| 8:00〜10:00 | 赤ちゃんが寝るタイミングで「集中時間」→ 読書・NISA積立確認・ブログ執筆 |
| 10:00 | 赤ちゃんが起きたら抱っこ・散歩 |
| 12:00 | 昼食・家事(洗濯・掃除) |
| 13:00〜15:00 | 赤ちゃんのお昼寝タイム→自分も仮眠 or 副業・勉強 |
| 15:00 | 上の子の保育園お迎え |
| 16:00〜18:00 | 子どもたちと公園・入浴 |
| 18:00 | 夕食作り・食事 |
| 20:00 | 子どもたちの寝かしつけ |
| 21:00〜23:00 | 夫婦の時間 or 個人の学習時間 |
| 23:00 | 就寝 |
ポイントは「赤ちゃんが寝ている時間を貴重な集中時間として確保する」こと。2時間を確実に取れると、1ヶ月で60時間の学習・副業時間になる。

育休中にやってよかったこと5選
①宅建士の資格取得
第2子の育休中に宅建士(宅地建物取引士)の資格を取得した。毎日の隙間時間を使い、3〜4ヶ月で合格できた。社会人になってから資格の勉強を続けるのは難しい。育休中は「絶対に確保できる学習時間」があるため、難易度の高い資格にチャレンジする絶好の機会だ。宅建士の取得体験はこちらの記事で詳しく書いた。
②新NISA・資産形成の仕組みを整える
育休中は収入が下がる分、支出の見直しと資産形成の仕組みづくりに集中できた。新NISAの口座を開設し、毎月の積立設定を完了させたのも育休中だ。一度設定すれば放置でいい仕組みを作ることで、育休後に仕事が忙しくなっても自動的に資産が積み上がっていく。育休中の資産形成の全体戦略はこちらの記事を参照してほしい。
③パートナーとの「家庭の仕組み化」
育休中に夫婦でゆっくり話し合い、家事の分担・育児の役割・教育方針について決め直した。復職後は時間がなくて話せないことが増える。育休中に「仕組み」を作っておくと、復職後の夫婦間のストレスが激減する。具体的には、家事の担当一覧表を作り、毎週30分の夫婦ミーティングを設定した。
④ブログ・副業の立ち上げ
育休中に副業としてブログを立ち上げた。最初は月数百円の収益だったが、仕組み化できれば復職後も収益が積み上がる。育休中に副業を始めることのメリットは「失敗してもリスクがゼロ」なこと。本業収入が止まっているため、心理的なプレッシャーが低く、試行錯誤しやすい。育休中の副業の始め方はこちらの記事で解説している。
⑤子どもとの「かけがえのない時間」
これが一番大切なことだ。新生児期・乳児期は人生で一度きり。成長は本当にあっという間で、1週間前と全く違う顔になっている。育休中に子どもとゆっくり向き合えた経験は、どんな資格やスキルより価値があった。復職後に「もっと一緒にいたかった」と後悔しないために、子どもとの時間を最優先にしていた。
育休中にやらなければよかったこと・後悔したこと
後悔① SNSを見すぎた
育休中は時間があるように見えて、実際はスマホを見る時間がダラダラと増えがちだ。SNSを1時間見ていたら、その間に赤ちゃんが起きてしまい、結局何もできなかった——という経験を何度もした。今なら「スマホは赤ちゃんが寝たときだけ」と決めてルール化する。
後悔② 「家にいる=いつでも出られる」と思われた
育休中は家にいるため、親や友人から「ちょっと付き合って」「今日暇でしょ」と頼まれやすい。最初は断れずに外出予定が入り、赤ちゃんのペースが乱れることが続いた。「育休中は仕事は休んでいるが、育児は仕事より大変」という認識を周囲に伝えることが大切だ。
後悔③ 「復職後のビジョン」を考えておかなかった
第1子の育休では、復職後のキャリアについて何も考えていなかった。育休明けに「また同じ働き方に戻るのか」という違和感を強く感じた。今なら育休中に「復職後の働き方・資産形成・キャリアのゴール」を設計する時間を確保する。育休は自分の人生を俯瞰して考える最高のタイミングだ。
育休中の資産形成・副業について
「育休中は収入が減るから節約しなければ」という発想は半分正しく、半分間違っている。育休給付金は最初の6ヶ月間で手取りの約67%が支給される。生活費が賄えるなら、余った時間を使って「復職後の収入の柱を作る」ことに集中すべきだ。
僕が育休中に実践した資産形成の柱は3つだ。新NISAの積立設定(月10万円)、不動産投資の勉強(宅建士取得→物件購入)、ブログ副業の立ち上げ。これらはすべて「始める労力は大きいが、軌道に乗れば自動化できる」ものだ。育休中という「まとまった時間がある期間」に仕込んでおくことで、復職後の収入の柱が増えていく。
育休給付金の計算方法はこちらの記事で詳しく解説している。
👉 育休中の夫婦関係についてはこちら:育休中の夫婦関係|妻に感謝される立ち回り方と絆を深める過ごし方
👉 育休復帰後の働き方についてはこちら:育休復帰後の働き方|職場復帰の乗り越え方と新しい働き方の見つけ方
まとめ:育休は「投資の時間」として使え
育休中の過ごし方をまとめると、次の3点だ。
- 赤ちゃんの寝ている時間を意図的に「集中時間」として設計する
- 資格取得・資産形成・副業立ち上げなど、復職後の収入の柱を作る
- 子どもとの時間を最優先にしながら、自分の人生も同時に設計する
「育休中は休息する時間」という発想を捨て、「人生をリセット・アップデートする時間」として使ってほしい。育休から戻るたびに、僕の人生の満足度は確実に上がっていた。それは仕事だけでなく、子どもとの関係・夫婦関係・資産状況のすべてで変化があったからだ。
男性育休の取得タイミングと会社への伝え方はこちらの記事も参考にしてほしい。

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